チャンピオンのロゴに秘められた思い~100年続く老舗ブランドの歴史を紐解く

投稿日: カテゴリー チャンピオン


アメカジ・ストリートファッションを代表するブランドである『チャンピオン』

100周年を迎える長い歴史の中で、多くの魅力あふれる商品を生み出してきました。今回はそんなチャンピオンのロゴに秘められた思いについてご紹介します。

1.100年続くアメリカンカジュアルブランド「チャンピオン」

チャンピオンのキャップ

・1919年に誕生

「チャンピオン・ニッティング・ミルズ社」は1919年にニューヨーク州ロチェスターで誕生しました。

創業者は、エイブ&ウィリアム・フェインブルーム兄弟です。当初チャンピオンのセーターを販売していました。

 

・アメリカの若者たちから「スウェット」が大人気

その後、屋外労働者の防寒用に開発したウール下着が、米軍の運連用ウェアに採用され、現在のスウェットシャツの原型が出来上がりました。

それがスポーツウェアとして注目されて、1920年代後半には大学生アスリートたちが愛用するスウェットシャツとして人気を博しました。

学生たちのカジュアルウェアとして注目度が高くなり、キャンパスだけでなく、アメリカの若者の間に急激に浸透していきました。

 

・「リバースウィーブ」を開発

当時、スウェットは洗うと縮んでしまうのが欠点でした。

チャンピオン社は1934年、コットンを横向きに織ることで防ぐ「リバースウィーブ」を開発しました。

これは1938年に特許を取得する歴史的発明となりました。

 

・「キング・オブ・スウェット」へ

機能的なデザイン・耐久性・素材・縫製といったディテールにこだわったチャンピオンのクラフトマンシップは現在も脈々と受け継がれています。

日本でも「キング・オブ・スウェットシャツ」として親しまれ、幅広い世代のファンに愛用されています。

2.チャンピオンのロゴといえば「Cマーク」

2-1.元々はランナーのマークだった

チャンピオンのロゴといえば「Cマーク」ですよね。これは元々はランナーのマークだったのです。

ヴィンテージ扱いされる主要なタグを確認すると、Cの中にランナーがゴールしているタグがありますよね。このテープの名残が今のCロゴの真ん中の縦線の元になっているのです。

それまでは頭文字でしかありませんでしたが、これが70年代後半のことで、それから今の3色Cタグのマークができたのです。

2-2.Cマークの誕生

チャンピオンの「C」マークは、実は最初からあったわけではありません。Cマークが登場するのは1969年のことです。

また、左袖にマークが付くようになったのは1984年のことで、現在は広く浸透しているマークですが、実は歴史がまだ浅いのです。

3.ロゴが刻まれたタグで製造年代がわかる

歴史深いチャンピオンは、主に襟元の3種類のタグから、その年代を判別することが可能です。

大きく分けると「単色タグ」・「トリコタグ」・「刺繍タグ」の3種類となります。

・『単色タグ』1970~80年代ころ製造モデル

チャンピオンの歴史の中で、最も古いタグが「単色タグ」です。単色タグには、赤、青、緑、黄(金)、黒の計5色があります。コアなファンの間では、「赤単」と省されることもあります。

単色タグは1970年代~80年代に製造されたもので、そのレアさから、コレクターの中でも大人気です。

単色タグには、前期型と後期型があります。製造された時期によって、素材やタグに使われる色が異なります。

【前期型】
年代 : 1970年~76年ころ製造モデル
素材: コットン90%・ポリエステル10%の混紡素材を使用

【後期型】
年代: 1976年~81年ころ製造モデル
素材: コットン90%・アクリル10%の混紡素材を使用 

ポリエステルに比べて、保温力や肌触り、着色しやすい点などがより優れているアクリル素材へと変遷していきました。

 

・『トリコタグ』1980年代ころ製造モデル

1980年代ころより、「トリコタグ」と呼ばれるトリコロールカラーでデザインされたタグが採用されます。

現行のチャンピオン、リバースウィーブのタグでも、トリコロールカラーを採用していますが、トリコタグと呼ばれるのは80年代のものだけになります。

トリコタグは、前期型、中期型、後期型に分けられます。

【前期型】
年代: 1981年~83年ころ製造モデル
素材: コットン82%・アクリル12%・レーヨン6%の混紡素材を使用

【中期型】
年代: 1983年~85年ころ製造モデル
素材: コットン90%・アクリル10%の混紡素材を使用 

【後期型】
年代: 1985年~90年ころ製造モデル
素材: コットン89%・アクリル8%・レーヨン3%の混紡素材を使用 

トリコタグの時期から、単色タグで見られたアクリル素材に加え、レーヨン素材が使われ始めます。

レーヨン素材は、水に弱く、しわになりやいというデメリットもありますが、吸湿性や放湿性に優れており、独特の光沢感が魅力的な素材です。

 

・『刺繍タグ』1990年代ころ製造モデル

1990年代から、「刺繍タグ」に変わります。この刺繍タグは、トリコタグ同様に、トリコロールカラーでデザインされています。しかしトリコタグに比べて、少し縦長となり、ロゴなどを刺繍であしらったデザインのものとなります。

刺繍タグは前期型、後期型に分けられています。

【前期型】
年代: 1990年代前半期製造モデル
素材: コットン89%・アクリル8%・レーヨン3%の混紡素材を使用

【後期型】
年代: 1990年代後半期製造モデル
素材: コットン90%・アクリル10%の混紡素材を使用 

刺繍タグ期は、90年代後期型のころより、生産国が「アメリカ製」から「メキシコ製」へと変わります。

4.チャンピオンのロゴがおしゃれなアイテム8選

①チャンピオン Tシャツ CHAMPION T-SHIRTS メンズ 大きいサイズ USAモデル ロゴ 半袖

USモデルのTシャツです。フロントのプリントロゴと袖口のワンポイントロゴパッチが特徴となっています。

米国規格なので、日本サイズよりワンサイズほど大きい規格となっています。

②チャンピオン リュック バックパック CHAMPION メンズ レディース USAモデル ビッグロゴ

  • チャンピオン リュック バックパック CHAMPION メンズ レディース USAモデル ビッグロゴ
  • 10,230円(税込)
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USA規格のバックパックです。

ビッグロゴが目を惹くデザインです。ユニセックスでご利用いただけます。

③チャンピオン トレーナー スウェット メンズ レディース CHAMPION POWERBLEND スクリプトロゴ

  • チャンピオン トレーナー スウェット メンズ レディース CHAMPION POWERBLEND スクリプトロゴ
  • 4,180円(税込)
  • 販売サイトで詳しく見る

袖口のチャンピオンロゴパッチと、胸のプリントがポイントのトレーナーです。

本場USAモデルなので、日本サイズよりワンサイズ大きめくらいの作りとなっています。

④チャンピオン キャップ ローキャップ メンズ レディース CHAMPION 帽子 DAD CAP

アスレチックウェアとカジュアルウェアの両方の顔をもつキャップです。

トレンドの浅めの作りのローキャップで、コットンツイル素材です。

⑤チャンピオン アノラックジャケット CHAMPION メンズ 日本規格 国内正規品

国内正規品のアノラックジャケットです。

耐久・撥水性に優れた高機能素材のキューダスを使用しています。

⑥チャンピオン ニット帽 ニットキャップ CHAMPION ビーニー メンズ レディース 帽子

国内正規品のニットキャップです。

スポーツ系カジュアルコーデに欠かせないアイテムです。素材はアクリル100%となっています。

⑦チャンピオン ジャケット アノラック メンズ ナイロンジャケット ウインドブレーカー CHAMPION USAモデル

  • チャンピオン ジャケット アノラック メンズ ナイロンジャケット ウインドブレーカー CHAMPION USAモデル
  • 8,250円(税込)
  • 販売サイトで詳しく見る

USモデルのアノラックジャケットです。

ナイロンボディにスクリプトのロゴプリントがデザインされています。裾部分はドローコード付きとなっています。

⑧チャンピオン パーカー ポーラテックフリース メンズ レディース フリースジャケット

  • チャンピオン パーカー ポーラテックフリース メンズ レディース フリースジャケット
  • 7,040円(税込)
  • 販売サイトで詳しく見る

国内正規品のフリースパーカーです。

軽くて暖かく、防風・撥水性があり高い通気性を持ち合わせたPORLARTEC WIND PROというフリースのボディとなっています。

胸にスクリプトロゴの刺繍、袖口にロゴワッペンがデザインされています。

5.まとめ

今回は100年続く老舗ブランド「チャンピオン」の歴史をご紹介しました。

他のブランドにはない独自性のある商品ばかりなので、是非チェックしてみてくださいね!


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